おざなりとなおざりって・・・
ただの良い間違いかと思いきや、
実はそれぞれ意味が違う事を知りました・・。
「おざなり」と「なおざり」という言葉、どう違うかご存知ですか?
よく「いいかげん」という事を表すときに使われていますが、
微妙に使い方が違うみたい…。
でも、何回聞いても曖昧でよく分からなかったりします。
これって実は知らない人が多かったりするんですよ。
よくわからないので、実際に自分が使おうと思ったときに、
ふと立ち止まってしまいますよね。
格好良く使ってみたつもりが実は間違っているとちょっと恥ずかしいので、
気まずい思いをする前にしっかり覚えちゃいましょう!
違いがちゃんと分かっていれば、話のネタにもなりますね♪
「おざなり」と「なおざり」の違い
「おざなり」
「おざなり」は漢字で書くと「御座形」といって、昔宴会のお客様のランクに応じて
- ランクが高い人にはそれ相応の接客を、
- ランクが低い人にはレベルを下げた接客を…
というようにその場にあわせて適当に取り繕っていた事からきています。
例えば、
「今日も仕事かったるいな…。あ!怖い上司がきた怒られない程度に仕事しとこう。
…あ!今度はあんまり怖くない上司だ。ちょっと手を抜いててもいいや。適当にやっとこう。」
これが、「おざなり」です。
いい加減ですが、仕事は「して」いますよね?
では、「なおざり」を見てみましょう。
「なおざり」
「なおざり」は漢字で書くと「等閑」と書きます。
一説ですが、「なーんにもしないでそのまま」という意味を表す「直」と
「遠くにバイバイ」する「去り」が一つになってできたとも言われています。
つまり、「なーんにもしないでそのまま、遠くにバイバイ」、
「なーんにもしないで放っておく」いい加減さ…という意味です。
この、なーんにも「しない」というのが「おざなり」との違いのポイントですね。
例を出してみると、
「今日もしごとかったるいな…。期日までにこの書類仕上げないといけないんだよね。
…、でもいいや。自分がやらなくてもあの人がきっとやってくれるし、放っておこう~。」
かなりいい加減ですよね?しかも仕事を「していない」ですね。
これが「なおざり」です。
同じいい加減でも「おざなり」は取り合えず仕事を「して」いました。
「なおざり」は期日が迫っているのに放ってしまって「していません」でした。
なんとなくイメージが掴めたでしょうか?
では、間違えて覚えてしまわないようにしっかり確認しましょう。
「おざなり」と「なおざり」の違いまとめ
「おざなり」はいい加減に「する」こと。
「なおざり」はいい加減で物事を「しない」こと。
これでバッチリですね!
ちなみに私は学生時代、勉強を「おざなり」にしていたせいで今とっても苦労しています。
さて、どういう意味かわかりましたか?
ちゃんと分かったアナタ!もう完璧ですね♪
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