ヘルパンギーナって手足口病と違うってご存知でしたか?
症状が似ているだけによく間違えられます。
ではヘルパンギーナ特有の症状ってどんなでしょうか?
また、他の子に感染させないためにはどうしたらいいのか?
登園はいつからしたらいいのかは特に迷いますよね。
そこで今回はヘルパンギーナについて以下の点を詳しくお伝えします。
- ヘルパンギーナの症状
- ヘルパンギーナ後の登園はどうしたらいい?
- ヘルパンギーナと手足口病との違い
それでは一緒に学んでいきましょう〜!
ヘルパンギーナの症状とは?
ヘルパンギーナは4歳以下の小さい子がかかることの多い夏風邪です。
感染してから2日から4日で発症します。
主な症状としては
- 38~40度の発熱
- 口腔内の水泡
- 咽頭炎(喉の腫れ)
です。
口腔内の水泡は破れて潰瘍(口内炎)になることもあります。
特効薬はありませんので、治療は対症療法になります。
発熱と水泡や口内炎のために、水分やお食事が摂れない場合は輸液(点滴)をする場合もあるのです。
乳幼児の場合は高熱のため、熱性けいれんをおこすこともありますが数日でよくなります。
ただ、どの病気でもそうですが無菌性髄膜炎や心筋炎という病気に移行することがあります。
なので長引く高熱などの場合はきちんと診察を受けましょう。
口内炎や喉の腫れのあるうちは食べやすく、水分の多い料理を作ってあげましょう。
では、保育園や幼稚園でのヘルパンギーナの扱いはどうなっているのでしょう。
ヘルパンギーナ後の登園はどうしたらいい?
子どもの熱が収まってきて元気になって来たら、保育園や幼稚園にすぐ行かせてもいいか迷いますね。
ヘルパンギーナは通常一週間もすれば症状は見られなくなりますがウイルスはひと月ほど体内に潜んでいます。
潜伏期間が一ヶ月って長いですよね〜( ; ; )
医師の治癒証明書はいらない病気ではありますが園によっては規定があるかもしれないので病気の報告と登園についての確認はしておきましょう。
ヘルパンギーナの子を登園させたことで「うちの子に移った」とママ友トラブルに発展するという事もあるようです。
それを防ぐためには、ママ友にもひとこと伝えておくのがいいでしょう。
複数の幼児が集まる場所では、感染症をもらう所と認識しておいた方がいいですね。
私の頃は、おたふく風邪や風疹が園で流行ると「罹っている子と遊びなさい」といって、移してもらおうとまでしましたよ。
学校に入ってから罹るよりいいと思って(笑)
一方、兄弟で一緒に寝ていても、移らない時は移らないものです。
うちでは以前主人がインフルエンザに罹って寝ていた時保育園児の娘が二人、主人の布団に乗ったり潜ったりして遊んでいたのですがインフルエンザは移りませんでした。
感染症は罹っても抵抗力が強いと症状が出ないのですね。
ヘルパンギーナとよく似た夏風邪に「手足口病」がありますね。
次はヘルパンギーナとどう違うのかご存知ですか?
ヘルパンギーナと手足口病との違い
手足口病の初期にも口内に水泡ができるのでヘルパンギーナと迷うかもしれません。
手足口病の方はヘルパンギーナほどの熱は出ません。
なにより、水泡ができるのはヘルパンギーナでは口内だけ。
手足口病はその名の通り、手や足にも発疹ができることでヘルパンギーナと区別ができると思います。
しかし、特効薬のないところは同じなのでどちらも症状の急性期では手当ては同じになります。
水分を良く補給して脱水にならないようにしてあげましょう。
ヘルパンギーナは手足口病とよく間違えられるので注意したいですね。
最後にポイントをおさらいしておきましょう。
ヘルパンギーナの注意点〜まとめ〜
今回のポイントは以下の通りでした。
ヘルパンギーナの主な症状
- 38~40度の発熱
- 口腔内の水泡
- 咽頭炎(喉の腫れ)
ヘルパンギーナの時の登園時期
- 基本的には熱などの症状が収まり、元気になってから。
- 治癒証明書はいらないが園に既定のある場合があるので確認しておく。
- 園のママ友にも伝えておく(トラブル回避のため)
ヘルパンギーナと手足口病の違い
- ヘルパンギーナの水泡は口の中だけだが手足口病は手足を中心に体にも出る。
- ヘルパンギーナの熱は手足口病より高い。
ヘルパンギーナも手足口病も抵抗力が弱っている大人にも感染して発症します。
子どもに多い感染症に大人が罹ると重くなることが多いと言います。
これらの感染症には特効薬がありません。
大人も生活に気を付けて、抵抗力を落とさないようにしたいですね。
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