妊娠、出産にまつわる言い伝えや噂に「臨月の胎動が激しい子はダウン症になる。」というものがあります。
どうせ噂でしょ。とハタで見ている分にいいのですが、こと自分にまつわることとなると別でやはり噂が気になってしまうのが人情というもの。
大切な妊娠の話です。
噂で振り回されないように、できるだけ正しい情報を知りたいですよね。
そこで今回は胎動から心配されるダウン症などについて詳しくお知らせします。
臨月 胎動 激しい理由
妊娠中赤ちゃんが成長してくると、胎動が激しくなって来ます。
子宮に余裕のあるうちは赤ちゃんが動きやすいですからね。
胎動が激しいと男の子。弱いと女の子なんて昔は言われていましたが今はエコー診断で判るので、これがただの言い伝えというのは判りますよね。
でも、中には「あまり暴れるのは赤ちゃんが苦しがっているからでは」そう心配するママもいます。
ただ、赤ちゃんに異常が起こった場合は胎動が弱くなるのが普通です。
元気な証拠としてとらえて問題ありませんので安心して下さい^^
では「胎動が激しいとダウン症」は本当なのでしょうか?
臨月の胎動でダウン症を判断できる?
おなかの中の赤ちゃんもしゃっくりをします。
これは肺呼吸の準備とも言われている、当たり前の行動です。
この規則的なけいれん胎動があまりに頻繁なのはおかしい。
これはダウン症なのではないか?
そう心配するママやおばあちゃまもいるかもしれません。
ただ、ダウン症は染色体異常が原因です。
羊水検査などの出生前診断の検査でしか判りません。
なので胎動の動きでダウン症かどうかを判断することはできないのです。
ところで、ダウン症かどうか心配なのはダウン症特有の顔つきや知能の障害が気になるからではないでしょう。
でも、ダウン症の子は性格が穏やかで際立った才能を持っている事も多いのです。
ただ、実はダウン症で最も気にかかるのは合併症である心臓の欠陥などです。
出生前診断でダウン症が判明した場合のメリットは考えられる合併症への準備が早くできる事、なんですね。
次に他の障害の可能性も見ていきましょう。
臨月の胎動と障害がわかる?
先にもご説明した通り、生まれながらの障害は胎動では判りません。
エコー検査では四肢の欠損など判るでしょうが、染色体や遺伝子レベルの障害は詳しい検査でないと判らないのが現状です。
確率としては生まれてくる赤ちゃんの4%になんらかの障害があるとされています。
現代は高齢出産も増えて、出産前診断を受けることも多くなって来ました。
だれでも生まれてくる赤ちゃんが五体満足であることを願いますが、出生前診断を受けるに当たってはどういう結果がでるのかをできるだけ想定してその場合はどうするかをきちんと決めてからにしたいものですね。
それでは最後に臨月の胎動についておさらいしおきましょう。
臨月の胎動のまとめ
今回お伝えした内容のまとめです。
- 臨月に近くなるほど胎動が激しくなるのは赤ちゃんが成長している証拠なので心配はいらない。
- ダウン症は出生前診断でしか判らない。
- 胎動では染色体、遺伝子レベルの障害は判らない。
出産が近づいてきて胎動の話などするとお姑さんから「それは○○じゃないの?」なんて心配を煽られることもあります。
でも胎動の激しいことでの心配はまずありません。
医療の発達で、いろいろな障害をカバーできるようになっている現代です。
必要以上な心配はやめましょう。
もうすぐ生まれるかけがえのない命です。
大切に育んでいってあげて下さいね^^
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