ここ最近郵便局の窓口にあるポチ袋。
この時期にも?と思ってみて見ると「おぼんだま(お盆玉)」と。
郵便局でしかみかけないものですよね?
お盆玉とはなんでしょう。
そして郵便局の策略として生まれたものなのでしょうか?
お盆を目前にして、孫や親戚と集まる予定のある方なら、気になって仕方がないですよね。
お盆玉を渡す対象である子どもが1人や2人ならまだしも、6人、7人と増えてくるとなると・・・
これは大変ですね!
余計な風習を広めようとしているのか郵便局め!とブチ切れる前に急いで調べてみましょう。
とうことで、今回は、
- お盆玉って何?
- お盆玉ができた背景は郵便局?
- お盆玉ってみんなあげてるの?
- あげる場合の金額の相場と入れ物
以上4点についてご説明していきます。
お盆玉って何?
お盆玉とは年始に渡すお年玉とおなじようなものです。
お盆休みに孫や親戚に渡すお小遣いです。
その孫や親戚に渡すお金を「お盆玉」や「おぼんだま」と書かれたポチ袋に入れるんです。
お年玉だけでなくお盆玉まで貰えて子ども達は大喜び。
可愛い孫や親せきの子ども達の笑顔を見られて、おじいちゃんおばあちゃんもご満悦。
というので、密かに、そして着実に定着してきているそうです。
また、お年玉を渡せなかった人が代わりにお盆玉を渡したりもするらしいですよ。
お盆玉がどんなものかはわかりましたね。
しかし、お盆玉って郵便局が唐突につくりだしたものだと思ってませんか?
お盆玉にもしっかり起源があるんですよ。
郵便局が作り出したものではないようなんです。
それでは一体どうやってお盆玉というのが出来たのでしょうか?
お盆玉は郵便局がはじめたは嘘?
お盆玉は昔からある風習なんです。
江戸時代の頃の一部の地域の奉公人の少年少女はお盆休みのみ帰省が許されていました。
その少年少女がお盆休みに実家に帰省する際に旦那さまからお小遣いとしてお小遣いや洋服や履物などを渡されていました。
これがお盆玉の起源になります。
それから帰省してきたお孫さんや親戚にお小遣いを渡す習慣に現代ではなりました。
そこに目を付けた郵便局が「お盆玉袋」なるものを販売し、全国に「お盆玉」が定着しつつあるというわけなんですね。
ですが「お盆玉袋」は郵便局が最初に販売したものではないんです。
郵便局よりも先に、ある文具日用品を取り扱う会社がお盆玉袋の販売を始めており、郵便局での販売は2014年から開始されています。
郵便局で販売されるようになり、お盆玉の知名度が高まってきているというわけですね。
ではこのお盆玉、必ずしも渡さなければならないものなのでしょうか。
みなさんどうされているんでしょうね?
世間にお盆玉を渡している人、貰っている子どもは一体どれくらいいるんでしょうか?
みんなあげてるの?
お盆玉袋が郵便局で販売されるようになってから、まだたったの2年。
定着しつつあるものの、その知名度はまだまだ低いものです。
ですので親戚の集まりでもお盆玉のやり取りされているところは全体の4割程度だそうです。
ただ、これも数年後には話が変わってきます。
すでにメディアでも紹介されたお盆玉。
これからどんどんその知名度が上がれば、たまにしか会えない可愛い孫にお盆玉をあげたくなるおじいちゃんおばあちゃんが増えるでしょう。
そしてお盆玉を貰った子ども達がその存在をどんどん広めていく・・・
いつかお年玉と同じくらいメジャーになるかもしれませんね。
もちろん、まだまだ知名度の低い今であれば、
「お盆玉なんて知らないよ」
というフリもできます。
万が一おねだりでもされれば来年からは包まなければいけないかもしれませんが。
私も誰かに催促でもされない限り、知らぬ存ぜぬのスタイルを貫くつもりです。
でももしあげるなら、ただお金をポンと渡すだけではただのお小遣いですよね。
「これはお盆玉なんだよ」と子どもに理解してもらうためには、やはりお年玉と同じくらいのインパクトが必要ですよね。
それではどんなふうに渡すのがいいんだと思われますか?
お盆玉の相場とポチ袋は?
お盆玉袋=ポチ袋が郵便局で販売されています。
ただこれに入れて渡せばいいだけです。
→お盆玉
冬にあげるお年玉のポチ袋と違って、夏の絵柄が書いてある可愛いポチ袋もたくさん販売されています。
夏の絵柄のポチ袋なんて見た事ないお子さんも多いでしょうから、喜ばれる事間違いなしですね。
それでは中に入れる金額の相場はいくらくらいなんでしょうか?
これはお年玉と同額か、それ以下でよいとされています。
と言っても、お年玉自体、特に金額に決まりはないんですね。
だからだいたいの相場を基準に見てみましょう。
【お年玉&お盆玉の相場】
- 小学生なら1,000円~3,000円
- 中学生なら3,000円~5,000円
- 高校生なら5,000円~10,000円
相場はこんな感じですが、そもそも金額も気持ちのものなのでもっと少なくても多くても問題はないです。
小学生以下の小さなお子さんであれば、お金より小さな可愛いぬいぐるみやおもちゃの方が喜ばれるかもしれません。
1,000以下でも可愛いものはいくらでも売っているので、それで十分だと思います。
お盆玉と聞いてなんだかハラハラドキドキしましたが、お年玉として渡していた金額を半分ずつ分けて渡せるのなら一安心ですね。
結局出ていく額は変わりませんからね。
以上でお盆玉についての説明は終わりですが、よろしいでしょうか。
なんだかよくわからなかった方のために、以下ではポイントをまとめて解説していきますね。
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まとめ
ご説明した内容は
- お盆玉とはお年玉と同じようなもの
- お盆玉は昔からの風習で郵便局が作り出したものではない
- お盆玉はまだ4割程度の人しかやり取りしていないがこれからメジャーになる可能性大。
- あげる場合はお年玉と同額かその半額以下でよい。
以上となります。
私が小さい時にはお盆玉なんて聞いたこともなかったので、できればもっと早くに根付いてほしかったなんて思ったりもします。
ただ、子どもって金額になかなか敏感に反応するんですよね。
お年玉でも5,000円以上じゃないと「この人ケチだなー」と思ったり、
10,000円入っていたら、「この人はいい人だな」とか。
この人はいくらくれるとか、貰う前から計算してたりするんですよね。って、子どものころの私の話なんですけどね(^^;;
なので上げる立場になってからはケチだと思われないように親戚の子には5,000円包むようにしていました。
でも子どもが生まれると本当に1円でも貯金したいので、お年玉の額は一気に減らしました。
中高生でも一律2,000円。急に減額したからか、「もうお年玉はいらないよ」と言われてしまいました。
よほどお金に困っていると思われたようです(^^;;
優しい子ども達ですね。
この記事を読んでくださった皆さんはきっとお盆玉を渡す立場の方達でしょう。
中には私のように金額のみで人を判断する生意気な子どももいるでしょうがそんなのは放っておいて、ご自分が納得いく金額を包んでくださいね。
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